アートバーゼル(in バーゼル)レポート

先日、スイスのアートバーゼルに行きました。
遅ればせながらレポートしますね。
 
アートバーゼルは現在、スイスのバーゼルとアメリカのマイアミ、そして中国の香港で開催されています。
中でもスイスは発祥の地で、3つの開催地でもっとも参加ギャラリーが300程となっており、すべてのアートフェアでも世界最大クラスと云えるでしょう。
 
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【メイン会場】
 
会場は大きく2つの建物に別れていて、一つはメインとなるギャラリーブース中心の建物。
もう一つは、〝アンリミテッド〟という大型の作品展示や出版社などが入る建物です。
 
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【アンリミテッド展が行われた会場】
 
まずはメインの建物へ。
世界最高峰のアートフェアと言われるだけあって、目に入るすべての作品に〝強い力〟がありました。
 
パブロ・ピカソやフランシス・ベーコン、サム・フランシスやロイ・リキテンシュタインなどの巨匠作品もあれば、現在活躍しているアーティストの作品もありました。
 
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【パブロ・ピカソの展示】
 
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【イエッペ・ハインさんの展示】
 
ギャラリーペロタンでは村上隆さんの新作コーナーも設けられていました。
同ギャラリーでは加藤泉さんの展示もありました。
 
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【村上隆さんの展示】
 
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【加藤泉さんの展示】
 
なかでも注目を集めていたのがチューリヒのギャラリーraebervonstenglinでのRaphael Heftiさんの展示。
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【Raphael Heftiさんの展示】
 
右側の箱型の設備の中では、リアルタイムで金属を切削加工しており、左側のモニターはその細部を映し出すというもの。
モニターは箱型の切削加工設備の左右に設置されています。
 
メインの展示の中では上記ギャラリーがもっとも活況に見えました。
 
今回、日本のギャラリーは4つ。
ギャラリー小柳、タカイシイギャラリー、スカイ・ザ・バウハウス、タケニナガワ。
 
ギャラリー小柳では、杉本博司さん、トーマス・ルフさん、フェデリコ・エレーロさん、マルレーネ・デュマスさんらの大御所を中心に展示。
 
また、私のパートナーである、末松享子もギャラリー小柳で展示して頂きました!写真の右手奥の作品です。
左手前はフェデリコ・エレーロさんの展示。
 
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【ギャラリー小柳の展示】
 
日本のギャラリーの方にお話を伺いましたが、今回は保守的なコレクターが多く、開幕とともにどんどん売れるという感じではなかったようです。
ギリシア情勢などの影響で、リーマンショック時の記憶の影が、購入に慎重さを与えたのかも知れません。
 
しかしながら、さすがはアートバーゼル。
多くの人で賑わっていました。
日本人は、ほぼ美術関係者しか見かけませんでした。
 
次回は、アートバーゼルのアンリミテッド展示をレポートします。
 

 
 
 
 

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