“自由に” アート制作に取り組む人にとっても、“売れている” アーティストにとっても、“作風” はとても重要です。
“売れている” アーティストにとっては、“作風” で売れているケースが多いため、「作風を変えるかどうか」と悩むことは少ないでしょう。
しかし、“自由に” にアート制作に取り組む人にとって、「作風を変えるかどうか」は悩みどころです。
なぜなら、“現状の作風” がいつか認められるかも知れないし、思いきって “変えた作風” が認められるかも知れません。
そこで、「作風を変えるかどうか」で悩む人に、“基準” が必要になるわけです。
“基準” を用意しておかないと、自分だけの気分や感覚で作風は変わってしまいます。
本当は続けていくと “大きな成果が出るかも知れない作風” を、自己判断であっさり変えてしまうのはもったいないことです。
では、その基準はどう設けるか。
それは、
「一定の期間や、設定した数量において成果がでない場合」
とすべきでしょう。
たとえば、
・年内のコンペで入選以上が出なかったら
・信頼できる人、3人以上に(のびしろを感じられるように)褒められなかったら
などの基準です。
こうした基準を用意することで、思いきった作風の舵取りができるわけです。
一般的に、作風を変えることを良しとしないアート関係者もいます。
しかし、自分が納得できない作風で続けても、制作そのものがツラくなるだけです。
しっかりとした基準を設け、いつでも作風は変えられると考えたほうが、自分を追い詰めずに済むのです。