どんな人にとっても、“面倒なコト” は存在します。
そして、“面倒なコト” だけど、“絶対やらなくてはならないコト” も存在します。
この、“面倒なだけど、絶対やらなくてはならないコト” 。
取り掛かりに時間がかかってしまうコト、があります。
なぜなら、面倒なコトは、単純に “気が進まない” からです。
そして、時間だけが過ぎていくことになります。
結局やらなくてはならないコトは変わらないなら、“できるだけ早く” 取り掛かりたいですよね。
そのための方法は、
できるだけ “はじめの一歩を分解すること” です。
それも、“極端” ににです。
例えば、1ヶ月後までに100号の作品を1枚、仕上げなくてはいけないとします。
締め切りが変えられないことが分かっていても、どうしても手をつけられないとき。
そんなときに、“分解” です。
「今日はとにかく、下塗りを一色だけ塗ろう” と決めるのです。
すると、やらなくてはならないコトの “ハードル” が大幅に下がります。
「100号の作品を1枚、仕上げる」というノルマ感と、
「下塗りを一色だけ塗る」というノルマ感では、心理的な負担が圧倒的に違います。
「これくらいなら、手をつけてもいいか」と思えるまで分解するのがポイントです。
友人や取引先の相手から「長いメール」を受信した時、“同じくらいの長さのメール” を返さなくてはならない、と感じることがあるかと思います。
その場合も、「メール全体を作成する」と構えるのではなく、「宛先と挨拶だけ用意して、下書き保存する」と考えれば、心理的負担も小さく、すぐに実行できます。
世の中において、「やらなくてはならない」とわかっているコトは、とても重要です。
なぜなら、「やらなくてはならない、かわからない」コトのほうが、はるかに “多い” からです。
少ないコト、ほど希少価値がありますよね。たいてい。
「やらなくてはならないコト」は、希少価値のカケラ、なのです。
積極的に、「やらなくてはならないコト」を多くこなし、“希少価値のカケラ” を集めていきましょう。