「日本画科」「油絵(油画)科」という名称を考え直してみる

 

 
美術系の大学では、「日本画科」と「油絵(油画)科」があります。
「日本画科」は日本画を専攻し、「油絵(油画)科」は油絵を専攻する。ということですね。
 
この二つの名称ですが、そろそろ(というかとっくに)替えるべきではないでしょうか。
 
以前のエントリーでも描きましたが、「日本画」という定義が時代や技法において曖昧です。
そして、「日本画」と「油絵(油画)」の差はもはや “素材” だけです。
 
しかも、この二つの名称は対になって存在していますが、一方は “日本” という国名であるのに対し、一方は “油” という素材名です。
たまに「日本画」に対応するように「洋画」と呼ぶこともありますが、現在はそれも減っています。
 
つまり、「日本画」と「油絵(油画)」の二つには、素材の差しかない上、名称ジャンルの統一感もありません。
そういう意味で、これらの名称は、ぜひ見直すべきです。
 
 
では、この二つをどう “改名” するか。
 
 
まず、素材名にしてはどうでしょうか。
 
「日本画科 →水彩画科」とすれば、
「油絵(油画)科 → 油彩画科」とします。
 
いかがでしょうか。
これで、二つを取り囲むジャンルは “素材名” となります。
統一感がでましたね。
 
もう少しブラッシュアップしましょう。
 
現代は否が応でも 「グローバル社会」です。
この二つを「英語」にしてはいかがでしょう。
 
「水彩画科 → ウォーターカラーペインティング科」とし、
「油彩画科 → オイルペインティング科」とする。
 
どうですか。
かなり現代チックになりましたね。
 
しかも、「日本画科」や「油絵(油画)科」より “軽い” と思いませんか。
“軽い” 印象ということは、 “若者向け” なイメージですし、スタイリッシュですよね。
 
 
というわけで、美大や美術専門学校や絵画教室などの機関は、ぜひこの名称を使用してください。
 
これからは、
「ウォーターカラーペインティング科」と「オイルペインティング科」で決まりです。
 
 
 
 
 
 
 
 

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