前回のエントリーでは、「明暗表現の注意点」を書きました。
輪郭全体を暗く囲ってしまうと、そのモチーフは他の画面と分断されてしまう。
という注意点です。
そこで、モチーフの輪郭は、暗部で囲むのではなく、明部を “あてる” ことが必要になります。
つまり、輪郭の一部を明部にし、そこに接する外部は、明部と比べて暗くするのです。
この表現により、モチーフの輪郭全体が暗くなることが避けられるため、モチーフが画面から分断されることが防げます。
モチーフはモチーフ以外の部分と “関係” を持ち、全体が自然な状態になります。
モチーフの輪郭部分は、明部と暗部の双方を入れ、画面内の要素をつなげていく意識で描いていきましょう。