知りたいなら、近づくしかない

私は、ニューヨークに住んで制作活動する目標があります。

なぜなら、最もアメリカは現代アートが栄えているからです。

ニューヨークは、その中心地です。

 

もちろん、アジア圏やイスラム圏など世界各地でアートが活発化し、

話題の場が拡散している状況のため、

以前ほどアメリカの影響力はないように感じられます。

しかしそれでも、依然アメリカは現代アートの中心でしょう。

MOMAなどの充実したコレクションを保有する美術館がありますし、

アートフェアもあります。

海外の大きなアートフェアもアメリカ版が開催されています。

ガゴシアンギャラリーなど絶大な影響力を持つギャラリーが

あるのもやはりアメリカです。

 

私は九州で育ったため、小さな頃から東京に憧れていました。

ただ、東京と九州にどういう差があるかは東京に住むまでわかりませんでした。

住んでみて、膨大な情報の差があることがわかりました。

現代アート一つとってもそうです。

あらゆるジャンルの膨大な差は、東京とニューヨークでは想像すらつきません。

その差は、東京と九州の差の比較にならないのではないでしょうか。

 

日本で通用する作品と世界で通用する作品は、明らかに差があるのも同じことです。

その理由の一つに、日本で通用する作品は日本人だけで評価している点があるでしょう。

 

私の作品が通じるかどうかはさて置き、

世界中から人が集まり、多様な価値観を持つニューヨークで、

私の作品に多様な評価を得る経験がほしい。

 

日本にいては、離れまくったアメリカのことなど、わかるはずもありません。

私の作品がどう評価されるか、知る由もない。

そう思ったからこそ、ニューヨークなのです。

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