長い年月、制作活動を続けて行くには、“協力者” が必要です。
身近な家族、友人、作品の支持者、指導者など。
協力者の応援やアドバイスは、制作活動の励みになります。
中でも、制作活動を続けていくのに強力な力となってくれるのは、“仲間” です。
“制作仲間” は、制作の「苦しみ」も「楽しみ」も細かい所まで共有できるからです。
制作仲間がいることで、励まし合ったり、支え合ったりして、制作活動の困難期を乗り越えられるのです。
しかし。
この “制作仲間“ は、誰でも良いわけではありません。
良き“制作仲間” には、“条件” があります。
もし、自分に制作仲間と思える人がいたとします。
その人が素敵な作品を手がけた時、“心から” その作品に感動できるでしょうか?
自分が素敵な作品を手がけた時、その人は “逆に” 感動してくれるでしょうか?
その人がコンペやメディアで大きな評価を受けた時、“心から” その人を祝福できるでしょうか?
自分が大きな評価を受けた時、その人は “逆に” 祝福してくれるでしょうか?
いかがでしょうか。
つまり、制作仲間に必要な条件は、
「互いに心から、制作活動を応援できる人」ということなのです。
少しでも、相手の制作方法や活動内容に 「このやり方は嫌だな…」と感じてしまうなら、自分の制作スタイルと合わないということです。
自分の制作スタイルと合わない人と、無理に制作仲間でいても辛くなるだけです。
「ライバルとして切磋琢磨できるなら仲間では?」と思われるかも知れません。
しかし、制作活動において、ライバルを作ろうとするなら、わざわざ仲間にする必要はありません。
アート業界には、ライバルに設定できるアーティストはたくさんいるのです。
あくまで、お互い楽しく気持ちよく制作を語り合える仲間をつくること。
それが、自然と制作活動を続けることにつながるのです。